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研究所・大学・工場の薬品事故対策|人と研究資産を守る転倒防止のポイント

研究所や大学の研究室、工場の開発・品質管理部門では、多くの薬品や劇薬、ガラス器具が日常的に使用されています。これらは実験や研究開発に欠かせない一方で、地震発生時には転倒や落下、破損による二次災害の原因となる可能性があります。

特に薬品瓶の破損は、研究従事者の負傷だけでなく、有害物質の漏洩や設備の停止、研究データの損失などにつながるおそれがあります。そのため、事故が起きてから対応するのではなく、被害を最小限に抑えるための予防対策が重要です。

本記事では、研究機関における薬品事故のリスクや、地震に備えるための具体的な対策、BCP・BCMの観点から求められる備えについて解説します。

Broken chemical vials can not only result in injuries to researchers but also lead to leaks of hazardous substances, equipment shutdowns, and the loss of research data.

研究機関で地震対策が重要な理由

日本は地震が多い国であり、研究所や大学、工場の研究施設も地震リスクと無縁ではありません。 一般的なオフィス環境と異なり、研究施設では薬品、劇物、危険物、ガラス器具などが数多く保管されています。そのため、地震による揺れで薬品瓶や実験器具が転倒・落下すると、人身事故だけでなく化学的な危険を伴う事故へ発展する可能性があります。

例えば

  • ・薬品瓶の転倒による薬品漏洩
  • ・劇薬や危険物の混合による二次災害
  • ・ガラス瓶やビーカー破損による負傷
  • ・実験設備の停止
  • ・研究成果やサンプルの損失

などが考えられます。 研究機関では「人の安全確保」と「研究資産の保護」の両面から、防災対策を進めることが求められます。

Research facilities store large quantities of chemicals, toxic substances, hazardous materials, and glassware. Therefore, if chemical bottles or laboratory equipment tip over or fall due to seismic shaking, this could lead not only to personal injury but also to accidents involving chemical hazards.

地震による薬品事故がもたらすリスク

人的被害

地震発生時に最も優先すべきなのは人命の安全です。

落下した薬品瓶やガラス破片によるけがはもちろん、薬品が飛散した場合には皮膚や目への付着、蒸気の吸引などによる健康被害につながる可能性があります。 特に研究施設では、強酸・強アルカリ・有機溶剤などを取り扱うケースも少なくありません。わずかな漏洩であっても重大な事故につながる可能性があるため、事前の転倒防止対策が重要です。

また、薬品事故の原因は地震だけではありません。研究室や実験室では、薬品の出し入れや機材の移動、作業中の接触などにより、薬品瓶を誤って倒してしまうケースもあります。中には皮膚への付着や吸入、飛散した薬品への曝露によって人体へ深刻な影響を及ぼす危険物質も存在します。そのため薬品瓶の固定は、災害対策だけではなく日常的な安全管理の一環としても重要です。万が一の事故による被害を軽減するためにも、薬品瓶は適切な方法でしっかりと固定しておくことが推奨されます。

If the chemical is released into the air, it may cause health hazards due to contact with the skin or eyes, or inhalation of vapors.

設備・資産への被害

地震による被害は人だけではありません。

高価な分析機器や測定装置、保管試料、研究データなどが損傷すると、研究計画そのものに大きな影響を与える場合があります。

また、薬品漏洩による清掃や復旧作業には多くの時間とコストがかかります。 事前対策によって被害を軽減することは、施設の継続的な運営という観点でも重要といえるでしょう。

Damage to expensive analytical instruments, measuring equipment, stored samples, or research data can have a significant impact on the research project itself.

BCP・BCMの観点から考える研究施設の防災対策

企業や大学では、自然災害発生後も重要な業務を継続するためのBCP(事業継続計画)やBCM(事業継続マネジメント)の整備が求められています。

研究部門や開発部門は、多くの企業にとって競争力の源泉です。 仮に研究施設が長期間停止した場合、

  • ・製品開発スケジュールの遅延
  • ・顧客対応への影響
  • ・研究データの損失
  • ・社会的信用の低下

などにつながる可能性があります。

そのため、防災対策は単なる安全活動ではなく、事業継続対策の一環として考えることが重要です。 薬品瓶や研究設備の転倒防止は、比較的取り組みやすい対策でありながら、災害時の被害軽減に大きく貢献します。

薬品事故防止のために行いたい具体的な対策

薬品棚内の薬品瓶対策

薬品棚の中に保管された薬品瓶は、一見安全に見えても地震時には棚の中で移動し、互いに衝突して破損することがあります。 特にガラス瓶は衝撃に弱いため、

  • ・転倒防止シートを使用する
  • ・棚内で薬品瓶を固定する
  • ・重い薬品を下段に配置する
  • ・保管ルールを明確化する

といった対策が有効です。

実験台上の薬品瓶対策

実験中に使用する薬品瓶は、作業効率のため実験台に置かれていることが多くあります。しかし地震発生時には最も転倒しやすい場所でもあります。

薬品瓶を粘着シートで固定することで、日常の作業性を維持しながら転倒リスクの低減が期待できます。ビーカー・フラスコなどガラス製品の対策 ビーカーやフラスコなどのガラス器具は、転倒すると破片による危険だけでなく、内容物の飛散を招く可能性があります。頻繁に使用する器具については、

  • ・保管場所の見直し
  • ・落下防止対策
  • ・作業台上での滑り防止

などを組み合わせることで、事故リスクの軽減が期待できます。

catch gel pads
キャッチジェルパッド

手軽に始められる地震対策とは

地震対策というと大掛かりな工事を想像される方もいるかもしれません。 しかし実際には、薬品瓶や研究機器の固定など、比較的導入しやすい対策から始めることが可能です。

プロセブンの耐震対策製品は、以下のような特長があります。

  • ・壁や床への穴あけが不要
  • ・工事不要で設置可能
  • ・設置業者を手配する必要がない
  • ・稼働中の研究施設でも導入しやすい
  • ・設置時の粉塵・振動・騒音が発生しない
  • ・対象物の移設やレイアウト変更時に取り外しや再利用がしやすい
  • ・震度7相当の検証を実施

また、薬品瓶向けの転倒防止パッドや薄型粘着シートは、研究室や実験室の限られたスペースでも設置しやすく、日常業務への影響を抑えながら防災対策を進められます。 事故発生後の復旧対応に比べると、事前の予防対策は比較的少ない負担で取り組みやすい点も大きなメリットです。

薬品事故は「起きてから」ではなく「起きる前」の対策が重要

研究所や大学、工場の研究施設では、薬品や劇薬、ガラス器具の転倒・破損による事故リスクを常に抱えています。

地震による薬品事故は、人身被害だけでなく研究活動の停止や設備損傷、事業継続への影響につながる可能性があります。

そのため、BCP・BCMの観点からも、薬品瓶や実験器具の転倒防止対策は重要な防災施策の一つです。 まずは現場の薬品保管状況を見直し、無理なく導入できる対策から始めてみてはいかがでしょうか。

Research institutes, universities, and research facilities at factories are constantly at risk of accidents caused by chemicals, hazardous substances, or the overturning or breakage of glassware.

研究施設の薬品・実験器具の地震対策をご検討中の方へ

薬品瓶の転倒防止や研究設備の耐震対策についてお悩みの方は、プロセブンの製品をご覧ください。

穴あけ工事不要で導入しやすく、研究活動を止めることなく設置できる製品を取り揃えています。 施設環境や対象物に応じた対策についてもご相談いただけます。まずは商品ページをご確認のうえ、お気軽にお問い合わせください。

国や行政が示す安全対策の考え方

研究施設における危険物管理や安全管理については、各種法令やガイドラインに基づいた運用が求められています。詳細な要件は取り扱う薬品の種類や施設によって異なりますが、共通して重視されているのは、以下の措置です。

  • ・適切な保管管理
  • ・リスクアセスメントの実施
  • ・緊急時対応の整備
  • ・被害を未然に防ぐための予防措置

参考情報(公的機関)

研究施設における薬品管理や危険物管理については、取り扱う薬品や施設の種類によって適用される法令やガイドラインが異なります。詳細については、以下の公的機関の情報も参考にしてください。

📖実験施設の整備等における安全衛生対策の留意点について

📖厚生労働省 職場における化学物質対策について

📖実験室の地震対策チェックリスト

📖茨城大学 実験実習の安全マニュアル

📖東北大学 室内物品地震対策ガイドライン論文

📖大阪府 毒物劇物の保管管理を徹底しましょう