親元を離れてひとり暮らしを始めた新入生、新社会人のかたも多いと思いますが、災害への備えは十分ですか?
大学進学や就職をきっかけに、一人暮らしを始める方は毎年多くいます。家具や家電をそろえ、新生活への期待が膨らむ一方で、「地震対策」まで考える人は決して多くありません。
実際には、テレビや冷蔵庫、本棚、電子レンジなど、部屋の中には転倒や落下によってけがにつながる可能性のある家具・家電が数多くあります。特に一人暮らしでは、地震が起きたときにすぐ家族が助けに来られるとは限りません。夜間や早朝に発生した場合は、自分自身で安全を確保し、避難しなければならない場面も考えられます。

だからこそ、一人暮らしを始めるタイミングは、防災について考える絶好の機会でもあります。 しかし、多くの方が次のような疑問を抱えています。
この記事では、初めて防災を考える方でもわかるように、一人暮らしに必要な地震対策を順番に解説します。 また、大学生や新社会人のお子さまを送り出すご家族や、多くの賃貸住宅を管理する不動産会社・管理会社の方にも参考になる内容をまとめています。
家族が近くにいないというリスク
実家で暮らしている場合、家族と協力して避難したり、助けを呼んだりできます。しかし、一人暮らしでは状況が異なります。家具の下敷きになっても助けを呼べない場合がありますし、停電で部屋が真っ暗になることもあります。また、地震発生直後は電話がつながりにくくなることもあり、家族がすぐ状況を確認できるとは限りません。 そのため、「自分の身は自分で守る」ための備えが非常に重要になります。
家具の転倒が避難を妨げることも
地震によるけがは、建物の倒壊だけが原因ではありません。室内では、
などが転倒・落下することで、けがにつながることがあります。また、倒れた家具が玄関や部屋の出口をふさいでしまうと、安全に避難できなくなる可能性もあります。「家具は倒れないだろう」と考えるのではなく、「もし倒れたらどうなるか」を想像して部屋を見渡してみることが大切です。

新生活は家具が増えるタイミング
一人暮らしを始めると、多くの方が新しい家具や家電を購入します。例えば、
設置した直後は使い方ばかりに意識が向きますが、転倒防止まで考える人は少なくありません。家具を設置するときは、防災対策も同時に行うことで、後からやり直す手間を減らせます。

「全部やろう」と考えると、防災は難しく感じてしまいます。まずは優先順位を決めることが大切です。おすすめは次の順番です。
地震は昼間だけでなく、夜間や就寝中に発生する可能性もあります。ベッドのすぐ横に本棚や背の高い家具がある場合は、配置を見直しましょう。家具が倒れてこない位置で眠れるだけでも、安全性は大きく変わります。照明器具や棚の上に重いものを置いていないかも確認しましょう。
家具が倒れたときに、玄関・廊下・窓 へ移動できるかを確認します。普段は問題なく歩けても、家具が倒れると出口をふさいでしまうことがあります。家具の向きや配置を少し変えるだけで、避難しやすくなるケースも少なくありません。
すべての家具を一度に対策する必要はありません。まず優先したいのは、
など、重量があり、倒れると危険性が高い家具です。小物よりも大型家具から対策すると、限られた予算でも効果的に安全性を高められます。

家具固定だけでは十分ではありません。停電や断水に備えて、飲料水・非常食・モバイルバッテリー・懐中電灯・常備薬・現金 なども用意しておくと安心です。一度にすべてそろえる必要はありません。買い物のたびに少しずつ追加していく方法でも十分です。
「家具は固定した方がいい」と聞いても、賃貸住宅では「壁に穴を開けられない」「退去時の原状回復が心配」と感じる方は少なくありません。特に大学生や新社会人の一人暮らしでは、賃貸住宅に住むケースが多く、地震対策を諦めてしまう理由の一つになっています。しかし、現在は住まいの条件や家具の種類に合わせて、さまざまな転倒防止方法を選べるようになっています。 大切なのは、「どの製品を選ぶか」ではなく、「家具や部屋に合った方法を選ぶこと」です。

家具の転倒防止には、それぞれ特徴の異なる方法があります。
家具と天井の間に設置し、家具が前方へ倒れるのを抑える方法です。比較的導入しやすく、多くの家庭で利用されています。一方で、天井の強度や形状によっては設置できない場合があります。また、家具と天井の間に十分なスペースが必要です。
家具を壁へ直接固定する方法です。しっかり固定できる反面、壁に穴を開ける必要があるため、賃貸住宅では採用が難しいケースがあります。また、設置場所によっては壁の下地を確認する必要があり、DIYに慣れていない方にはハードルが高く感じられることもあります。
家具や家電の底面に設置し、揺れによる滑りや転倒を抑える方法です。冷蔵庫や電子レンジ、テレビ、パソコン、プリンターなど、さまざまな家具・家電に使用できます。壁や床に穴を開ける必要がないので賃貸住宅でも導入しやすい方法の一つです。
それぞれに適した用途がありますので、「どれか一つが万能」というわけではありません。家具の大きさや設置場所、住宅の条件に応じて選ぶことが大切です。

賃貸住宅だからこそ「穴を開けない対策」が選ばれている理由
賃貸住宅では、退去時の原状回復を気にする方が多くいます。また、「管理会社へ確認が必要かもしれない」「壁に傷を付けたくない」と考え、防災対策そのものを後回しにしてしまうこともあります。
しかし、防災対策は壁に穴を開ける方法だけではありません。穴を開けない方法であれば、
といったメリットがあります。大学生や新社会人のように数年で引っ越す可能性がある方にとっては、住み替え後も継続して使えるかどうかも重要なポイントになります。
地震対策は「高価なものをたくさん買うこと」ではありません。
「防災にはお金がかかる」というイメージを持つ方もいます。もちろん、すべての家具に対策を施せば費用は増えます。しかし、限られた予算でも、優先順位を決めれば効果的な対策は十分可能です。
例えば、冷蔵庫・本棚・テレビ・電子レンジ といったように、倒れた場合の危険性が高いものから順番に対策を進めるだけでも、安全性は大きく変わります。
一度に完璧を目指す必要はありません。まずは「危険性の高い家具から始める」という考え方が、防災を継続しやすくするポイントです。

インターネットで「耐震マット」と検索すると、多くの製品が見つかります。
価格もさまざまで、「見た目は似ているのに、なぜ価格が違うのだろう」と疑問に思う方もいるでしょう。 耐震マットはシンプルな製品に見えますが、実際には次のような違いがあります。
こうした違いは、購入直後には分かりにくいものです。しかし、家具を何年も設置したまま使用することを考えると、長期間性能を維持できるかどうかは重要なポイントになります。
そのため、価格だけではなく、「どのような環境で、どのくらいの期間使うことを想定して設計されているのか」という視点で製品を比較することをおすすめします。

長く使うものだからこそ、品質にも目を向けたい
家具の転倒防止用品は、一度設置すると数年間そのまま使われることが少なくありません。 そのため、購入時の価格だけで判断するのではなく、長期間安心して使えるかという視点も大切です。例えば、
と考える方であれば、耐久性や素材への考え方も確認しておきたいポイントです。 プロセブンでは、このような長期間の使用を想定し、家具や設備の転倒防止をサポートする耐震マットを提供しています。
製品選びでは、「価格」だけではなく、「安心して使い続けられるか」という視点も、ぜひ比較してみてください。これは高価な製品を勧めるということではありません。 大切な家具や家電を長く支える製品だからこそ、用途や設置環境に合った品質を選ぶことが、結果として納得のいく選択につながります。
家具固定用品は、一見すると似たような製品に見えるかもしれません。しかし、長期間家具を支え続けるという役割を考えると、価格だけでは比較できないポイントがあります。 例えば、
購入時の価格だけを見ると手頃な製品に魅力を感じることもありますが、長期間使用することを考えると、「安心して使い続けられるか」という視点も重要になります。
防災用品は毎日使うものではありません。 だからこそ、いざという時に本来の性能を発揮できる製品を選ぶことが大切です。
住まいの広さや家具の種類、予算によって、最適な地震対策は異なります。例えば、
では、選ぶべき対策も変わります。 そのため、「人気の商品だから」「価格が安いから」という理由だけではなく、自分の住環境に合った方法を選ぶことが大切です。

家具を固定したら終わりではありません。
地震のあとには、余震が発生する可能性もあります。 安全を確認したうえで、次の点を確認しましょう。
家具固定用品も長期間使用している場合は、定期的に状態を確認することをおすすめします。 設置環境や使用状況によっては、見直しや交換が必要になることもあります。

進学や就職は、お子さまにとって人生の大きな節目です。家具や家電を準備し、生活用品をそろえ、新しい暮らしが始まる一方で、防災対策は後回しになりがちです。「まだ若いから大丈夫」
「落ち着いてから考えればいい」 そう思っているうちに、新生活は慌ただしく過ぎていきます。しかし、地震は新生活が落ち着くのを待ってはくれません。
だからこそ、引っ越しは防災について一緒に考える絶好のタイミングです。
こうした小さな準備が、お子さまの安全と安心につながります。
大学生や新社会人は、家具や家電、生活用品など何かと出費が重なる時期です。そのため、防災用品の購入は後回しになりやすいものです。しかし、防災は高価な設備を導入することではありません。 まずは家具の置き方を見直し、危険性の高い家具から転倒防止対策を始めることが大切です。
「何を買えばいいか」を考える前に、「どこが危険なのか」を知ること。それが防災の第一歩です。 引っ越しのタイミングで親御さんが一緒に部屋を確認し、安全な住環境づくりをサポートすることは、お子さまへの大切な贈り物になります。

大学進学や就職に伴う新生活では、初めて一人暮らしを始める入居者が多く、防災対策まで十分に意識が向かないケースが少なくありません。
そのため、一人暮らし向け物件を管理する不動産会社や管理会社にとって、防災への取り組みは入居者サービスの一つとして注目されています。
例えば、次のような情報提供は、入居者が安心して新生活を始めるきっかけになります。

特に大学や企業の近くにある賃貸住宅では、初めて一人暮らしをする若い世代の入居者が多いため、「家具はどこに置けば安全か」「どの家具から対策すればよいか」といった基本的な防災情報を伝えるだけでも、防災意識の向上につながります。
さらに、大学や企業と連携した新生活支援の一環として防災情報を発信することは、入居者への付加価値となり、住まいへの安心感や満足度の向上にも貢献します。 住まいを提供するだけでなく、安全で安心して暮らせる環境づくりをサポートすることは、不動産会社・管理会社にとって、これからますます重要な役割となるでしょう。
一人暮らしの地震対策は、特別な知識がなければ始められないものではありません。 まずは部屋を見渡し、「倒れると危険な家具はどれか」「避難経路は確保されているか」を確認することから始めてみてください。そして、大型家具や家電など、優先順位の高いものから少しずつ対策を進めていけば、限られた予算でも安心できる住環境づくりにつながります。
プロセブンでは、穴を開けずに設置できる耐震マットをはじめ、さまざまな用途に対応した地震対策製品をご用意しています。
「自宅にはどの製品が合うのだろう」「冷蔵庫やテレビにはどのタイプを選べばよいのだろう」と迷った場合は、まず商品ページで製品の特長や使用例をご確認ください。
また、オンラインショップでは用途や設置する家具に合わせて製品を比較できます。 新生活を始めるご本人はもちろん、大切なご家族の安心や、入居者の安全を考える不動産会社・管理会社の皆さまも、この機会に住まいの地震対策を見直してみてはいかがでしょうか。
自分で地震対策するのは不安という方は業者へ依頼する方法もあります。👉
あまり知られていない事実かもしれませんが、阪神・淡路大震災で最も多くの犠牲者が出た世代は、50代以上を除くと20代前半でした。 被災地に大学が集中し、古いアパートで暮らす若者がたくさんいたことが影響したようです。
住居の安全について、親と一緒に考えてもらうことも必要です。建築基準法改正で耐震基準が厳しくなった年を境に、住まいの強さは大きく違ってきます。入居するアパートがいつ建てられたのかを調べるだけでも、安全性の確認がとれ ます。